【ECサイトを改善!】売上アップのためにできる11のポイント
2022年09月02日「自社で運営しているECサイトの売り上げの伸ばし方がわからない・・・」
「ECサイトの売り上げがイマイチ、どの点を改善すればいいか知りたい」
ECサイトを運営している企業は多く、同時に売上アップのために、日々頭を悩まされている担当者も少なくありません。
そこで今回は、売り上げをアップするためにできるECサイトの改善方法を11のポイントに分けて紹介します。
ECサイトを運営している方はぜひ参考にしてください。
ECサイト改善前に考えるべき4つのこと
ECサイトを改善する前に、自社がどのような目標を持ち、どう運営していくべきなのかを明確にしなくてはいけません。
そこで、ECサイト改善前に考えるべきことを4つにまとめました。
売り上げの伸ばし方が全くわからない方は、この項目をじっくりと読み進めてください。
1. 課題を見つける
まず大切なのは、ECサイトのどの部分を改善していかなくてはならないか、課題を見つけることです。
例えば、CVRをアップさせたいのが課題であれば、
- カートボタンのサイズや設置場所はわかりやすいか
- 商品の説明がわかりやすいか
上記のような部分を見なおす必要があります。
基本的にはCVRを見ることで達成したい目標・課題が明確になるはずです。
課題を見つけるためにはグーグルアナリティクスやヒートマップのような分析ツールを活用しましょう。
PVが多いページのチェック
課題を見つけるポイントとして、PVが多いページをチェックするのがおすすめです。
PVが多い=CVさせるチャンスがあるページと捉えることができます。
そこで、
- なぜPVが多いのか
- PVに応じてCVRを高めるにはどうすればいいのか
上記の項目を考えると、課題が見つけやすくなるので参考にしてください。
CVRの高いページのチェック
PVは少ないものの、CVRの高いページもチャンスです。
CVRの高いページでPVを増やせれば、さらに売上アップに期待ができます。
つまり、このページで考えるべきは
- なぜCVRが高いのか
- PVを増やすためにはどのような改善が必要か
ということです。
PVとCVRは、ECサイト改善のために必ず見るべき数値です。
だからこそ、PV・CVRどちらかが高い、あるいはどちらも高いページの分析を忘れずにしておきましょう。
2. 課題に対してのKPI(重要業績評価指標)を設定する
改善すべき課題を見つけたら、KPI(重要業績評価指標)を決めます。
KPIは簡単にいうと、最終目標を達成させるために必要な具体的な数値を表した中間目標です。
(※最終目標(KGI)が決まっていない方は先に決めておきましょう!)
KPIを達成できれば最終目標が達成できる、といった仕組みで設定をしなくてはいけません。
例えば、秋冬のコートを専門に販売しているECサイトの最終目標が売上前年比100%増だとします。
そうなるとKPIは以下のようなものがあげられるでしょう。
- 今年トレンドのコートを1,000着販売する
- トレンドのコート販売ページを月間10万PVを目指す
- SNSから訪れるユーザーを30%増やすためコートに関する知識を1日5ツイートする
- コート関連のコンテンツを30記事追加し、自然流入率を10%高くする
最終目標が売上前年比100%増に対して、販売する商品をどのくらい売ればいいのか、販売経路に関する数値を明確に設定するのがKPIです。
3. KPIを達成するための具体的な改善策の設定
KPIを決めたら、どうすれば達成するか具体的な改善策の設定をしましょう。
「今年トレンドのコートを1,000着販売する」に焦点を絞ると、
- 商品のサムネイルは見やすいのか
- 購入ボタンはわかりやすいか
- 入力の手間はないか
などです。
KPIに沿って、具体的な改善策の設定までしっかりと決めていきましょう。
4. 改善策の効果測定・反省
あとは、改善策を実際にやってみて効果を測定しましょう。
改善策を実施してから、以前と比べてどうなのかを測定し、次にどのような改善点があるのか、次に活かすことまで考えておきましょう。
この考え方はPDCAサイクルを回すのと同じです。
ECサイトを効率よく改善するために、細かなデータも記録できるような準備をしておいてください。
ECサイトを改善するためにできる7つの施策
ECサイトを改善するための具体的な施策を紹介します。
詳細を見ると多岐に渡りますが、今回は大きく7つに分けました。
では、それぞれどのような施策があるのか見ていきましょう。
ECサイトのデザインを変更する
ECサイトの改善で1番大切なのは、ファーストビューのデザイン変更です。
訪れるユーザーは商品を求めているため、ファーストビューの部分に商品を配置するようにしましょう。
また、以下のような施策も効果的です。
- 商品の写真を大きくする
- 商品の魅力を目立つサイズ・場所に配置
- カートや購入のボタンを目立つようにする
- 商品検索機能の設置
ファーストビューのデザイン変更で、実際にCVRが増加した事例も数多くあります。
まずはユーザー視点でファーストビューを確認し、改善点があるか見直していきましょう。
◆ おしゃれなECサイトのデザインを作るコツとは?基礎から実例までご紹介
https://aivec.co.jp/apps/column/tips-of-design-e-commerce-site
商品を見つけやすくカテゴリー化する
せっかく商品が欲しくてECサイトへ訪れたとしても、見つけにくいせいで離脱してしまうことも少なくありません。
そこで、商品を見つけやすいようにカテゴリー化をしましょう。
商品数が多い場合は検索窓を設置するのも有効です。
サイト表示速度の改善
サイトの表示速度の改善も離脱率を抑える対策になります。
Googleの調査では、モバイルユーザーの53%が読み込みに3秒以上かかるページを離脱すると結果が出ています。
参考:
モバイルページのスピードに関する新たな業界指標|Google Developers
表示速度の改善の例として、「画像圧縮」があります。
画像圧縮は無料でできるサイトもあるので、ぜひ取り入れてみてください。
信頼性・安全性のあるサイトにする
信頼性・安全性のあるサイトにするのも、ECサイト改善には重要です。
訪れるユーザーに、
- このサイトで販売しているのは偽物の商品ではないか
- 購入したらきちんと届くのか
など、不安になる方も多いです。
安心して購入してもらえるよう、運営者情報や問い合わせを設置しておきましょう。
豊富な決済機能を搭載する
ユーザーに合わせた豊富な決済機能を用意しておくのもCVRを上げるには効果的です。
最近では、クレジットカード決済だけでなく、PayPayやAmazon PayなどのQRコード決済を好むユーザーが増えています。
利用したい決済方法がないだけで離脱してしまうユーザーもいるので、CVRにこだわるなら多彩な決済機能を搭載しておきましょう。
購入→決済までスムーズにする
せっかく購入したはいいが、決済までが長いとカゴ落ちをするユーザーが増えてしまいます。
カゴ落ちを避ける、あるいはユーザーが購入しやすいように購入から決済までをスムーズにしましょう。
具体的には
- 購入から決済までのクリック数が少ない
- 入力項目が少ない
- セキュリティが信頼できる
などのような項目を意識するといいかもしれません。
ユーザーの手間を省くため、購入から決済までスムーズにできるプラグインの検討をしておきましょう。
◆ 【2022年最新】ECサイトのカゴ落ち対策11選!ポイントも徹底解説
https://aivec.co.jp/apps/column/to-measure-cart-abandonment
よくある質問・FAQの設置
あらかじめユーザーの疑問や質問になりそうな点をまとめておくと、安心して購入しやすいです。
購入に関するFAQなら、
- 配送料
- 決済方法
- 商品到着までの日数
以上のような項目は明記しておくといいでしょう。
その他、使い方がわかりにくい商品なら、関連する事項の説明をしておくとユーザーの購買意欲を高めることができます。
まとめ
今回はECサイトを改善するためにできるポイントについて紹介しました。
まずはECサイトの課題を見つけ、適した改善策を設定するのが大切です。
改善策を実行しつつ、ユーザーの動向を分析し、最適かつ効率のよい修正をしていきましょう。