【2022年最新】ECサイトのカゴ落ち対策11選!ポイントも徹底解説
2022年07月14日ECサイトのカゴ落ちは機会損失となりますので、できるだけ減らさなければなりません。
しかし、具体的にどのような対策をすればカゴ落ちを減らせるのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ECサイトのカゴ落ち対策法を解説します。ポイントも解説しますのでご自身のサイトにあった対策法を取り入れてみてください。
カゴ落ちを防ぐ対策11選
カゴ落ちはほとんど原因が決まっていますので、対策法もある程度パターン化されています。ECサイト上でユーザーの利便性を損ねているのが主な要因です。今すぐできる対策法を解説します。
1. 購入前に送料や手数料を商品代金に含めておく
購入前に、送料や支払い手数料などを含めた代金をすべて提示しましょう。
購入時に送料や手数料を追加すると、思ったより料金が高くなったと感じ、途中で購入を辞めたり保留にしたりするユーザーが増えてきます。
最初に安い価格を提示して相手を釣るような真似をするのは、印象を悪くしますので避けましょう。
特に送料や支払い手数料などは、カゴ落ちを発生させる大きな要因ですので、できるだけ無料にすることをおすすめします。
2. 多様な決済方法を用意しておく
ユーザーの中には特定の方法でしか支払いをしたくないという人もいますので、いろんな決済方法を用意してあげることが大切です。
購入時に希望する決済手段がないと、購入を保留にしてサイトから離脱する可能性が高くなります。
クレジットカードや電子マネー、コンビニ支払いなど、多様な支払いシステムを実装しましょう。
3. ユーザーが購入しやすいシステムにする
商品を購入するまでの手順が複雑だと、ユーザーにストレスを与えますので、カゴ落ちが発生しやすくなります。
アカウント登録なしで購入できる仕組みを導入するなど、誰でもかんたんに商品購入できるシステムを構築しましょう。
購入後に、「このままアカウント登録しますか?(次回以降のお買い物がスムーズになります)」といったメッセージを発信すれば、ユーザの利便性を保ったまま、新規登録者を増やせる可能性があります。
4. 便利な配送オプションをつける
ネット通販では配達日数や配達日を気にするユーザーも多いですので、コンビニ受取や配達日指定といった配送オプションも付けてあげましょう。
特に今すぐ商品が必要な人は、送料よりも配達日数を重視する傾向がありますので、速達プランなどを提供するのがおすすめです。
5. セキュリティを万全にしてユーザーに安心感を与える
ECサイトでは氏名や住所、クレジットカード番号などを多く扱いますので、セキュリティを万全にして個人情報を守る必要があります。
セキュリティの緩いECサイトはすぐにお客さんが離れていきますので、かならずSSL通信を実装してデータを暗号化しましょう。
特に最近は、SNSなどでECサイトの口コミが簡単に広がりますので、セキュリティの高さをアピールすることが大切です。
6. Webサイトの動作を快適にする
Webサイトの動作を快適にしてユーザーの利便性を向上させることも、カゴ落ち対策のひとつです。
せっかく商品をカートに入れても決済ページへの移動が遅いと、途中でサイトから離脱する可能性が高くなります。
利用者数が多い時間帯にWebサイトがなくなる場合は、サーバーのプランを変えるなどしてインフラの機能を強化しましょう。
特にキャンペーンやセール時などは利用者が集中しますので、サーバーがダウンしないよう準備することが大切です。
7. 返品・返金・交換できるようにする
返品や返金、交換などのセーフティシステムは、ユーザーに安心感を与えますので、カゴ落ち対策になります。
ユーザーの利便性を損ねないように、条件を明確にすることが大切です。
いざという時に返金できることが分かれば、ユーザーも安心して商品を購入できます。
8. カゴ落ちしたことをユーザーに知らせる
カゴ落ちが発生しても、商品購入の可能性がなくなったわけではありませんので、諦めずにリマインドメールを送りましょう。
商品を購入する意思があるにも関わらず、何らかの事情でカゴ落ちしてしまうケースもありますので、積極的にフォローアップすることが大切です。
メールで価格が下がったことを伝えれば、商品購入につながる可能性も高くなるでしょう。
9. サイトの掲載ページを定期的にチェックする
サイトの掲載ページは商品の魅力を伝える場所ですので、定期的にチェックして最適化しましょう。
ページごとの反応率を確認し、コンバージョン率が低い場合は検証と改善を行います。
特にリンク切れページはユーザーに不信感を与えますので、コンテンツを充足させたり削除したりして失くすようにしてください。
10. FAQなどでユーザーの疑問を解決する
サイト利用時に購入方法や支払い方法などの疑問点を解消できないと、カゴ落ちが発生しやすくなります。
問い合わせの多い質問については、FAQなどでいつでも確認できるようにしておきましょう。疑問や疑念はサイトへの不信感につながりますので、購入前に解決してあげることが大切です。
また、FAQページが分かりにくい場合もユーザーにストレスを与えますので、ヘッダーやフッターなど、誰でも見つけやすい場所にリンクを設置してあげましょう。
11. ECサイトの離脱率を防ぐシステムを実装する
ECサイトの離脱率を防ぐシステムを実装することで、カート内の商品に対するユーザーの意識があがり、カゴ落ち対策になります。
Webサイトの利便性を向上させる効果もありますので、いろいろ試して自社に合ったシステムを導入しましょう。
ページの端などに「ショッピングカートに追加した商品」を表示したり、ショッピングカートアイコンに商品点数を表示したりする方法が一般的です。
ほかにも、離脱時に確認のメッセージを表示するECサイトもあります。
カゴ落ち対策のポイント
カゴ落ち対策する際のポイントを解説します。
カゴ落ちの発生原因を調べる
カゴ落ちの発生原因はECサイトごとに異なりますので、かならず対策前に発生原因を確認することをおすすめします。
特に離脱率の多いページは問題点を把握するのに役立ちますので、積極的に活用しましょう。カゴ落ちは、原因がわかると対策もしやすくなります。
ツールの利用も検討する
ツールを利用することで、ECサイトの利便性を向上させるシステムを構築しやすくなります。
サイトの離脱時にポップアップメッセージを表示してくれる機能や、リマインドメールを簡単に送れる機能などがありますので積極的に活用しましょう。
ツールを導入する際は、ECサイトの課題や目的を明らかにし、事前にどのような機能が必要なのか確認することをおすすめします。
ECサイトのカゴ落ちは発生しやすいのでかならず対策しよう
ECサイトのカゴ落ちは比較的発生しやすく、機会損失になりますので、かならず対策しましょう。
7割近くがカゴ落ちになっているという米国の調査報告もありますので、サーバーを強化したり、便利なカートシステムを構築したりして発生率を抑えてください。
まずは、自社サイトがどのくらいカゴ落ちしているのか正確に把握しましょう。
まとめ
カゴ落ちは、ユーザーのストレス要因をなくすことで対策できます。
ECサイトのどこに利便性を阻害する要因があるのかしっかり把握し、PDCAを回して徐々に減らしていきましょう。