商品ページのデザインはECサイトの要!おさえておきたいポイントも紹介
2022年12月05日ECサイトの運営において、商品ページのデザインは売上に直接関わる重要な要素です。
ユーザーの購買意欲をそのままスムーズに購買へ結びつける、スムーズな導線を意識したページ作りがポイントです。
記事内では、商品ページを作り込む時に押さえておきたいポイントや、各項目ごとに重要な点を紹介しています。
購入に繋がる商品ページを作りたいと考える人は、ぜひ記事内容をご確認ください。
商品ページの制作で抑えておきたいポイント
商品ページを作成するにあたって、抑えておきたいポイントは以下3点です。
- 購入ボタンやカートボタンの位置と視認性
- 商品情報をしっかり記載する
- 購入までの動線を意識する
それぞれの項目ごとに詳細を説明します。
購入ボタンやカートボタンの位置と視認性
売れる商品ページ作りでもっとも重要な要素は、購入ボタンやカートの位置です。せっかく購入する気になっても、購入ボタンやカートのアイコンが分かりにくいと、ユーザーはページから離脱してしまう可能性があります。
購入ボタンは、デザインや色によっても売上に差ができるため、配置場所とあわせて力を入れたいポイントです。
商品情報をしっかり記載する
さまざまな人に商品を見てもらい、購入を検討してもらうために、商品情報はしっかりと網羅しておく必要があります。
ユーザーによって求める情報やこだわりポイントはさまざまです。幅広いニーズに対応するために、網羅的な商品情報が必要なのです。
例えば、食料品について、ユーザーが知りたいと思う情報は以下の項目が挙げられます。
- 原材料
- 賞味期限
- 食品の安全性
- お届け日
- 返品可能か
他にもユーザーの立場からみて、必要な情報は網羅しておきましょう。
購入までの動線を意識する
売れる商品ページには流れるような導線が構築されています。商品ページを作る時はどのような流れで購入に至るのか、よく意識しましょう。
ユーザーが購入に至る時は、良さそうな商品を見る→自分にとっての価値や価格を確認する→詳細情報を確認→買う、という基本的な流れがあります。
商品によって違いはありますが、商品の認知と興味→対価を考える→後押し→購入という流れを意識して商品ページを作成しましょう。
商品ページを構成する項目を充実させる
一般的な商品ページのデザインは、以下の項目で構成されることが多くあります。項目ごとにページ作成時の注意点などを紹介します。
情報が集約された商品名
商品ページはブランド名や商品名で検索されることが多く、最初の訪問ページとなるケースが多くあります。
したがって、商品名はSEOの効果が期待でき、ユーザーにも分かりやすいh1タグを指定すると良いでしょう。
検索性を考えると、商品名はブランド名+商品名の形式が望ましいです。検索性を重視するあまり、なんの商品なのかわからなくなる事は避けましょう。
訴求力のあるキャッチコピーと商品情報
商品詳細の欄では、商品を一言で言い表すキャッチコピーと、ユーザーにとってのベネフィットをわかりやすく書きます。
この商品を買ったらどんないいことがあるのか?という点を明確に伝えることができれば、売上げアップも期待できます。
商品情報を知りたいと思って閲覧している人に対しても、ユーザー目線で詳細な説明を行いましょう。
売れる商品の画像とは
商品画像は購入の判断に大きく影響します。例えばキャッチコピーと、商品画像の印象が大きく異なっていると、ユーザーは購入をためらうでしょう。
商品画像と添えられるテキストは相互補完関係にあるため、一貫性のある内容にしておく必要があります。
最近では、画像検索をする人も増えているため、画像には内容を示す適切なファイル名を付けて、画像を説明するALTタグもつけておきましょう。
売れる商品画像には以下のような共通点があります。
- 商品の全体像が鮮明
- シャープなピントと適切なアングル
- サイズ感や質感が伝わる
- 商品画像の背景は白貴重
以上、4つのポイントは抑えておきましょう。
購入ボタンやバナー
購入ボタンや商品バナーは、ユーザーの購入したい気持ちを後押しする重要なパーツです。
売れる購入ボタンの作成はさまざまなノウハウがありますが、確実に抑えておきたいポイントは、ひと目見て押せるボタンと分かるデザインにすることです。
ユーザーに押せるボタンという認識がなければ、なにも始まりません。
カスタマーレビューの集め方
カスタマーレビューは必須です。多くのユーザーは、カスタマーレビューを参考に、商品の購入を決定します。リアルな声が掲載されているECサイトは、宣伝のようなカスタマーレビューが掲載されているECサイトよりも信頼されやすくなります。
カスタマーレビューに悪評がついた場合、オーナーのコメントで対応する方法があります。
ユーザーの悪評がショップ側の対応の悪さなどの場合、カスタマーサポートでフォローすることも可能です。
ECサイト上でできるレビューの集め方は、サイトデザインです。レビューが簡単に投稿できるシステム構築を目指します。
効果的にレビューを集めるには、キャンペーンやメールでの呼びかけ、商品へメッセージを同封するなど、地道な努力が必要です。ある程度レビューが集まると、件数は自然と増えていきますので、最初のレビュー集めだけは適切な施策が必要です。
多くのユーザーにリーチできる関連商品
商品ページには、購入する商品を決めかねているユーザーも多く訪れます。関連商品は、比較検討したいユーザーのために設置しておきたい項目です。
「よく一緒に購入されている商品」「お得な商品」「人気商品」などの推奨は、ユーザーのサイト回遊性を高め、ついで買いや合わせ買いを促進する施策としても、有効に機能します。
会社情報や問い合わせフォーマット
会社情報や特定商取引に基づく表記、個人情報保護方針、セキュリティに関する情報など、別ページへリンクを設置し、サイトを訪れたユーザーがいつでも閲覧できるようにしておきます。
万全な個人情報保護体制を表す「Pマーク(プライバシーマーク)」を取得している場合、商品ページ内に表示しておくと信頼度アップに役立ちます。
なぜ商品ページのデザインが重要なのか?
購入の決め手は商品とサイトデザイン
最終的に購入を迷うユーザーの背中を押すのは、テキスト情報ですが、検討情報の収集で目を引くのは、商品情報と商品ページのデザインです。
商品ページが作り込まれていないと、見てもらい、検討を促すことさえままなりません。
情報をひと目で確認できる視認性と、商品をよく見せるためのデザインはとても重要です。
見込み顧客の獲得に結びつく
商品ページによって集客できるターゲット層は、商品を買うため、もしくは検討材料として情報を集めている人がいます。
商品の写真が上手く撮れていたり、商品ページのデザインが良かったりすると、購入時にサイトの存在を思い出して、再度訪問してくれる可能性が高まります。
商品ページの作り込みは、見込み客の獲得にも効果的です。
まとめ ユーザーはデザインとテキストで購入を決める
商品ページのデザインは、ECサイトの売上げアップを考える上でとても重要です。ユーザーが商品の検討段階で情報を収集し、絞り込む時は、知らない間に商品ページのデザインを参考にしていることが多くあります。
ひと目で多くの情報を確認できるUIと、商品を引き立たせるデザインを入念に考えて、商品ページを作り上げましょう。